本格推理小説と伏線

本格推理小説

現実世界では東京を始め、世界各国の都市や町で探偵が存在し、推理小説のなかでも探偵は様々な活躍をしている。推理小説の形態にひとつに本格推理小説がある。本格推理小説とは、推理小説のなかではもっとも一般的でかつ古典的なジャンルである。事件の手がかりをすべてフェアな形で作品中で示し、それと同じ情報をもとに登場人物が真相を導き出す形のもの。本格であるためには、解決の論理性だけではなく手がかりが全て示されること、地の文に虚偽を書かないことが要求される。たとえば、ある作品では列車に乗り合わせた子供の性別が問題になるが、題名にも地の文にも「男の子」「女の子」といった記述は一切なく、伏線として子供の振るまいが記述されている。

伏線

作家はそれが伏線であることを隠蔽する努力も怠っていない。ただし、現代の視点では、ポーの『モルグ街の殺人』には若干アンフェアな記述がある他、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』はフェアかアンフェアかについて、有識者の間で議論を醸した。エラリー・クイーンの国名シリーズや東野圭吾の『どちらかが彼女を殺した』、『私が彼を殺した』のように「ここまでの部分で、推理に必要な手がかりは全て晒した。

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